映画レビュー/概要

854本目 ゴーストバスターズ/フローズン・サマー
2024年
監督:ギル・キーナン
主演:ポール・ラッド

評価:★★★

◎新旧ゴーストバスターズが集まるのは嬉しい!前作に引き続きこういう展開は最高。
△逆に言うと、新旧のキャラクターがあまりにも多すぎて勿体ない感じが強すぎました。ストーリーの面白さもなんとなく2作目を思い出す普通感。


嬉しさはあれど


前作、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』にて激エモ続編を披露してくれた新旧ゴーストバスターズの面々。

今作でも新旧キャラクターが勢揃いし、新たな敵に立ち向かう。
相変わらずオリジナル・キャストが出てくるのは嬉しいですし、今のゴーストバスターズと共闘してくれるのはあまりにも嬉しい。

ですが、逆に言えばそれだけ人数も多くまとめるのも大変な状況になってしまっているが故に、ストーリー的な面白さが前作に比べ薄くなってしまったのは否めない状態でした。

オリジナル・キャストが4名、新規ゴーストバスターズが4名、それにサイドキックが2名、鍵となるゴーストが1名、ファイアマスターが1名と、これだけで10名以上。
流石にごちゃごちゃ。

デス・チル様ことガラッカの活躍も、かなり後半になってからというのが悲しいところ。
中盤くらいまでずっと封印されっぱなしで、他のゴーストの方がよっぽど目立っちゃう始末。
小さいマシュマロマンは前作からの続投ですし、グロいけどなんかかわいいというポジションを確立し、今作でも大暴れでした。

別にそれはそれでいいんですが、最大の悪役がもうちょい早く解き放たれていてもシナリオは考えられそうじゃないかと素人目では思ってしまいます。
やっぱりそこらへんはキャラクター数が多いこともありコントロールするのが難しかったんでしょうか……。
そうなってくると、オリジナル・キャストの登場は少し抑えめにして、新規ゴーストバスターズの活躍をメインに据える形でも良かったのでは?と。

でも、居なけりゃ居ないで寂しい感じになったり「やっぱりオリジナルメンバーは居ないと駄目だ!」みたいな話になっちゃうんでしょうね。

面白くないということは決してないんですが、楽しかった!という強烈なインパクトもあまり残らなかったな、ということで星3つにて。





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