【ネタバレあり】850本目 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 │ ディメンション・タイドというものが好きすぎる問題
映画レビュー/概要
850本目 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
2000年
監督:手塚昌明
主演:田中美里
◯ゴジラを倒すための手段がめちゃめちゃSFしているけどそれがまた良い。ディメンション・タイドっていうワードがSF好きの心をくすぐりますよね。
◯まさかのメガヌロンがカムバック。意外とホラー要素の強いシーンもあったりでここらへんはラドンの頃の恐ろしさを思い出せてもらった気がします。
◯大島ミチル氏作曲のテーマ曲が非常に印象的。後のメカゴジラ2部作においても使用されてますが、ミレニアムゴジラを象徴するレベルだと個人的には思います。
メガギラス、タイトルに残っただけでも凄いよお前
ミレニアムシリーズのゴジラをリアルタイムで鑑賞できたうちの一作。
親父に連れていってもらい、ワクワクしながら観ていたのを今でも思い出します。
劇場で見るメガヌロンの襲撃シーンは当時の小学生には中々恐怖でしたが、『空の大怪獣ラドン』での活躍を考えれば、こういうシーンはやっぱり入れておきたいところですよね。
さて、本編はというと。
珍しく一作目のゴジラが生きているという設定でのパラレル。
首都を東京から大阪に移すという設定も大胆で、更にはゴジラを倒すための兵器でブラックホールを作ろうなんていうめちゃめちゃSFなものまで出てくる始末。
全編通してこれはゴジラ映画だなと思う反面、他のゴジラ映画よりもSF色がかなり強めな設定になっている気がします。
時空の裂け目からメガニューラが出てくるなんていう設定もかなり空想科学色が濃い。
渋谷が沈没する描写やメガニューラの大群、そして今色々と話題になってしまっているフジテレビのお台場での決戦。
そしてゴジラを殺すどころか色々問題を残しまくるディメンション・タイド。
印象的なシーンが非常に色濃いんですが、いかんせん敵がラドンの餌の親玉ということで、ストーリー的には好きなんですがどうにも楽しさでいうと並な気がしちゃいます。
やっぱり、トンボの親玉がゴジラの敵と言ってもなぁ……。
めっちゃ飛び上がってメガギラスにのしかかりを行うシーンとかも結構ギャグですからね。
ゴジラの力を吸収し、それを応用して技にするあたりもちょっと前作のオルガっぽかったりもするので、そういうところも含め他のライバル怪獣に見劣りしちゃうなと。
面白いんですが相対的に普通くらいな面白さ、という印象です。
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