映画レビュー/概要

848本目 シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
2019年
監督:フィリップ・ラショー
主演:フィリップ・ラショー

評価:★★★★

◯海外版シティーハンターの実写版(2度目)。実写化と言えばハズレが多いところ、クオリティ高く様々に再現できているところが凄い。
◯アクション映画としてみても楽しめる方。カメラワークも創意工夫が見られ、冴羽獠の強さが引き立てられている。
◯キャラクターも原作準拠だが、ほぼそのままと言っても過言なし


シティーハンターを知らなくてもアクションコメディとして楽しめる


シティーハンター』を鑑賞して以来、勝手にシティーハンターブームが来ておりアニメと映画をひたすら鑑賞し続ける日々が続いております。
幸いにも、前から気にはしていたけれども観たことが無かった実写版シティーハンターを観ることができる状態だったため鑑賞。
最近『GetWild』聞きまくりです。

そもそもフランス映画のため日本語名がマッチするわけは無いのですが、吹替版では原作準拠。エンディングもそのままにということで、ファンへの各所配慮はされている状態です。

『ドラゴンボール』を筆頭に、漫画実写化した作品は原作からハズレすぎるとマイナス点が多すぎて酷評されてしまうという歴史があります。
よって、シティーハンターファンは恐る恐る鑑賞したことでしょう。

鳴海個人としてはまだまだ知識をつけ始めたばかりではありますが、実写版としてのクオリティで言えばかなり高かったように思います。
原作のキャラクター、組織名等の設定はそのままに、映画オリジナルの内容を盛り込んで一つのシナリオへキレイに落とし込めています。

シンプルに言えば”惚れ薬”を奪還するミッションですが、それと槇村兄の話が絡んだり、冴羽獠(この作品では別の名前)と香(同じく別の名前ですが)の関係だったり、その他の関係者についてもしっかり原作に準拠できているので絶妙です。
一歩間違えば破滅的な結果になりえる実写映画化作品としては、成功した方に分類しても良いのではないでしょうか。

”キューピッドの香水”に巻き込まれた主人公以外のキャラクターも面白く描かれており、アニメ版同様に携わる人物も魅力的。
また、カーチェイス含め見所も一定多いのでここらへんも好感が持てます。

”ユニオンテオーペ”と”赤いペガサス”、そして”ブラックハンド”等、アニメと漫画どちらの要素も取り入れており、それをオチにうまいこと使えているのもまた納得感有り。

正直、普通に楽しく観られたので続編があっても観たいと思えるレベルでした。





#鳴海の一人でキネマ
#シティーハンター
#映画レビュー