【ネタバレあり】852本目 ツイスターズ │ 君のような勘の良いお母さんは最高だよ
映画レビュー/概要
852本目 ツイスターズ
2024年
監督:リー・アイザック・チョン
主演:デイジー・エドガー=ジョーンズ
◯前作同様に、モンスターさながらの竜巻を追っていく主要メンバーを応援する2時間。
◯90年代のCGに比べ圧倒的な描写で竜巻の破壊力と吸引力を描いているのは最高。
◯勘の良いお母さん最高です。
グレン・パウエルめっちゃイケメンすぎじゃん
前作『ツイスター』からまさかの続編が登場。
竜巻を追う、というメインコンセプトは変わらず、今回は破壊を目的とした活動が主軸に。
主人公のケイトは昔竜巻によって大事な親友を3人亡くしてしまう。
という、主人公がやっぱり誰かを失っているという流れは前作同様。
竜巻の研究と、竜巻で動画再生数を稼ぐYouTuberの激突から一点。
グレン・パウエルが色気むんむん出しながら主人公と急接近。
竜巻に対する勘が良いのはケイトかもしれませんが、人間関係に対して勘が良いのはお母さんでしたね。
「タイラーはもう帰るわ」
「タイラーは帰らない。いいから早くテーブルを用意して」
と、娘の言う事等まったく気にせず一緒に食事をセッティングしてしまう行動量が凄すぎました。
いやー、こういうお母さん最高ですね。
娘もサポートし、空気も読めまくる。グダりそうな展開もシャキっと整えてくれる上、ジョークも通じる。
もしかすると、映画界の中でも屈指のお母さんかもしれません。良かったねケイト。
ケイトと同じく親友を残したハビ、タイラーの3名で微妙な三角関係が出来上がりつつ、最終的に人々を助ける道に意義を見出し、最終的に大きな竜巻を破壊することに成功する。
そのサクセスストーリー自体は面白かったんですが、呆気なく終わっちゃったなぁという印象です。
前回、ドロシーを飛ばすという名目だけあんなに盛り上がったのに、破壊するというダイナミックなプランがどうしてこうも普通に感じられちゃうんでしょうか。
もう少し前段での失敗体験があった方が良かったか、それとも三角関係の微妙な尺のせいか。
前作は邪魔は入りつつも、シンプルな構成だったため、案外こちらの続編も最初から破壊のために時間を使った方が面白くまとまったのかもしれません。
人を助けるために、というところに焦点を当てているのは全然問題無しだったので、どっちつかずな序盤がイマイチピンと来ないなぁと思ってしまったのは否めません。
面白かったのは間違いないんですが、前作以上のエンタメ的楽しさにはちょいと届かない感じで終わってしまったなーという感想です。
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